11月7日、紅葉に染まり始めた猪名川町において阪神地区手をつなぐ育成会保護者研修会が開催されました。同町においての開催は初めてのことです。
今年度は「地域に生きる~レジデンスなさはらの実践を通して~」と題して、社会福祉法人北摂杉の子会理事長、松上利男氏が講演されました。
重度の行動障害をもつ方々を中心に、ひとりひとりに寄り添った合理的配慮、アセスメントを通じてより質の高い支援を目指していますが、それには質の高い支援者の育成が欠かせず、最低5年はかかるとのお話でした。
親としては子どもを安心して託せるグループホームを早く建設してほしい、という要望も多いそうですが、費用や建築資材・人手の問題だけでなく、こうした面でもなかなか難しいのだと実感しました。